毛穴トラブルから卒業する方法
毛穴のトラブルを撃退し、つるり肌になろう
おしゃれにキメた洋服、美容院でカッコよくキメた髪型。だけど肌には、ブツブツとした毛穴…。どんなにカッコよく決めても、毛穴が目立つだけで、残念ながら男性の全体の清潔感が阻害されマイナスイメージを与えてしまいます。
毛穴の大きさは遺伝?いいえ、生活習慣も影響しています。
毛穴の大きさは一説には、遺伝が関係していると言われています。男性ホルモンの量が多めの人は皮脂腺が大きくなり、皮脂腺の出口も大きくなるため毛穴も目立ちます。
しかし、遺伝だけじゃなく生活習慣とも親密なのです。不規則な生活、喫煙、ストレスなどでホルモンバランスが崩れると、毛穴の大きさ、開きを加速させてしまいます。
毛穴は大きく分けて3つの種類に分かれます。
◎皮脂と古い角質がまざって目立つ—–詰まり毛穴
◎加齢にともない毛穴が縦長になる—-たるみ毛穴
◎生まれつき皮脂腺が大きい—-開き毛穴
★一番多いのが【詰まり毛穴】
3つの種類の毛穴の中で、男性に最も多いのが皮脂腺の分泌が盛んな、詰まり毛穴です。
活発な皮脂腺から分泌される皮脂と、毎日の洗顔だけでは、きちんと毛穴の汚れが落としきれない、古い角質などがまざって角栓となり、毛穴に汚れのフタをしてしまった状態です。特に鼻のまわりに多いのが特徴です。
<改善法>
1.肌に残った古い角質や皮脂汚れを、徹底的に取り除くことです。さっぱりタイプの洗顔料を選び、丁寧な洗顔を心がけましょう。洗顔料の中でも酵素洗顔やAHA(ピーリングに使用されるフルーツ酸)配合のものを取り入れると、より効果的です。
2.皮脂分泌を抑制する作用がある、ビタミンC誘導体入りの化粧品もおすすめ。
3.貼ってはがすタイプの毛穴パックで、角栓(毛穴の詰まり)を除去するのも効果的。貼るタイプのパックは手軽で使いやすく汚れがごっそりとれますが、刺激が強いため、使用方法を守ることが大切です。
★老化にともなう【たるみ毛穴】
肌の深部にある真皮と呼ばれる組織の中に存在する、コラーゲンとエラスチン。老化によって、肌にハリ・弾力を与えるこの成分が減少、また働きが弱くなり、毛穴を支えきれなくなって、しずく形に垂れ下がった毛穴が、たるみ毛穴です。主に、頬に多くみられます。
<改善法>
たるみ毛穴は予防が基本。肌深部の線維細胞に働きかけて真皮層の“コラーゲンを増やす”作用のある、「レチノール」入りの化粧品を使うのもおすすめです。「レチノール」とは、ビタミンAの一種で、もともと人間の体内にあるもの。やや刺激が強いため、使い始めは肌がカサつくこともありますが、使い続けるうちに落ち着いてきます。
★脂っぽい肌に多い【開き毛穴】
オイリー肌で赤ら顔ぎみの人に多く見られます。また、通常の開き毛穴とは少し違うのですが、例えば激辛の食品を食べた日や翌日など、発汗作用と同時に毛穴が開いてみえる場合もあります。
<改善法>
この毛穴は遺伝的要素が大きいのですが、皮脂抑制効果が期待できるビタミンC入りの化粧品を使うのがおすすめです。
また、肌にテカリを感じたら、こまめに皮脂をオフすること。そのままにしておくと、肌の上で皮脂が酸化し、過酸化脂質という刺激物質に変化してしまい、老化を加速させる原因にも。テカリを感じたら、ティッシュやハンカチで押さえるか、こまめに洗顔し清潔にしておきましょう。尚、洗顔料の使い過ぎやゴシゴシ洗いは逆効果なので注意しましょう。
いかがでしたか。女子から至近距離で見つめられても、自信が持てる肌でいたいですよね。男性でも毛穴の目立たないつるつる肌は、好印象をもたらします。
忙しい日々でも、しっかりとした保湿を心がけ、適度なうるおいを保って毛穴の目立たない肌を目指しましょう。自分でどのようなケアをしたらよいのか、不安な人は、一度プロに相談してみるのもおススメです。