テカテカ・ベタベタを防ぐ男の洗顔
洗顔料の選び方
洗顔料や保湿剤は、自分の肌の状態に合ったものを選んでほしいと思います。本来の皮膚表面は「弱酸性」に保たれていますから、洗顔料や保湿剤も基本的には、それに近い「弱酸性」「アミノ酸系」とうたっているものを選ぶようにするといいですね。
ただ、自分の肌の状態をよく見て、全体的にオイリーな人は「脂性肌向け」「皮脂の分泌をコントロールする」などと表記されたものを選んでもいいでしょう。皮膚の乾燥が目立つ、カミソリ負けをしやすいといった人は、「乾燥肌向け」「敏感肌向け」「高保湿タイプ」などと表記されたものがいいですね。カミソリ負けしやすい人は、この時期は高温多湿で雑菌が繁殖しやすく、カミソリが不衛生な状態になりがちなので注意してください。
顔以外の皮脂対策
小鼻や耳の裏側などは皮脂の分泌が多い脂漏部位で、皮脂が酸化すると、イヤな臭いを放ちます。皮脂分泌が多い部分は洗顔料を使ってしっかりと洗いましょう。
また、肉やアルコール、脂っこい食事を多くとると、皮脂の分泌が過剰になりやすく、汗や皮脂の臭いにもつながります。そうした食事のとり過ぎには注意して、抗酸化作用のある野菜を多くとるようにするといいですね。汗臭さを軽減するには、汗腺がスムーズに働くように、しっかりと汗をかく習慣も大切です。週に1~2回は、汗をかく程度の運動を心がけてください。
小鼻の毛穴に皮脂や汚れがたまっている状態(角栓)が気になる人は、その部分だけ週に1度など定期的にケアしましょう。オイルクレンジングを使って皮脂をよく浮き上がらせ、洗顔料を使って洗い、保湿してもいいでしょう。ただ、角栓のうち皮脂は3割程度で、それ以外はたんぱく質なので、洗顔ではあまり取りきれず、またたまってしまいます。より入念なケアをしたい人は、皮膚表面の不要な角層を取り除く「ケミカルピーリング」を実施している美容皮膚科などに相談してみるといいでしょう。